鍵の交換も鍵屋の仕事です。
主に防犯のために古いシリンダーを取り外し、新しいものへと付け替えるのです。
昔は鍵屋がお客さんに鍵交換をすすめることが多かったのですが、最近ではお客さん自らカギを交換してほしいと依頼してくることが増えているそうです。
それくらい、防犯意識というものは浸透しているのかもしれません。
とくに、数年前にピッキング犯罪が社会問題になって以来、人々にとってのカギに対する意識は変化しているのかもしれません。
最近はピッキングに対抗できるカギをつける家庭も増えていますのでピッキングによる被害というのは減ってきています。
しかし、それでも一日に200件もの空き巣被害が発生しているということです。年々手口が巧妙で荒っぽいものも増えています。
空き巣も防犯対策をくぐり抜けられるように周到に行動しているのです。人がいない留守のときを狙うのはもちろんのことですが、寝ている間や昼間でも堂々と行動する空き巣もいるそうです。
それから、被害にあったことを気づかせないように痕跡を残さず立ち去る空き巣もいるそうです。被害者は暫くの間空き巣にあったことを気づきません。数日後に発覚して警察に届けたとしても証拠はほとんど残っていないので犯人の検挙が難しくなります。
こうした犯罪を防ぐためにカギは日々進化しています。カギを高性能なものに付け替えるだけで家庭の防犯は格段にアップします。さらに補助錠をつけるなどプラスアルファの対策をすれば空き巣に狙われることはほとんどなくなるでしょう。