鍵屋というと鍵交換したり、カギをあけたり、修理をしたり、合鍵を作るのが主な仕事です。ちなみに先日は車の鍵を作成してきました。
その中で一風変わった仕事が舞い込んでくることがあります。
それは「安否確認」というものです。
家族や同僚、知人など、連絡が取れなくなったので家を開けて欲しいという依頼です。
この依頼が来ると鍵屋はあまりいい予感はしません。しかし、仕事である以上は現場に向かって鍵を開けます。

依頼人はその部屋の住人ではないため、住んでいる人との関係を照明できる書類を提示するか、警察の立ち会いのもとで解錠するということになります。
最初から警察からの依頼で開けることもあります。

よくあるのが一人暮らしのお年寄りの家を開けて欲しいというものです。最近見かけないから心配だと近所の人が警察や大家さんに相談をするのです。体調が突然急変して部屋で動けなくなってしまっていることなどがあるのです。
運が良ければ息があり、その場ですぐに救急車を呼ぶ、ということになります。
しかし、運が悪かったら・・・・ということです。

事件性のあることもあります。そういう場合、鍵屋はドアが開けられても中を見ず、すぐ後ろに下がります。第一発見者になってしまうとその後色々と手続きが面倒だからです。